【イベントレポート】外から日本を見てみよう! お金のしくみ3回シリーズ①貯蓄編

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【イベントレポート】外から日本を見てみよう! お金のしくみ3回シリーズ①貯蓄編

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2016年3月10日、クロスオフィス三田オレンジルームにて、
株式会社KeyNoters主催のセミナー「外から日本を見てみよう! お金のしくみ3回シリーズ① 貯蓄編」が開催されました。

経済という観点から海外と日本を比較すると、いろんなことが見えてくる!
海外から見た日本と、日本から見た日本には、かなり大きな見方の違いがあります。

日本の「家計貯蓄率」は先進国の中で何位かご存知ですか?
そして他の国ではいつ頃から・どのように・いくらくらい貯蓄していると思われますか?

海外の事情を聞いてから自分の周りを見直すと、いろんなヒントが見えてきます。
本セミナーはお金についての見方・考え方を学ぶセミナーです。
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今回の講師はジブラルタ生命株式会社にて、ライフプランコンサルタントをされている渋谷和比古さん。

美容師だった渋谷さんが金融業界に転身された理由は、幼少期に養護施設で育った自身の経験から、家庭の貧困が子供たちの人生に大きな影響を与えてしまうことを実感し、一般家庭の「金融リテラシー」を高めることで、子供たちの役に立てないかという想いをお持ちだったから。

国内だけでなく、海外の金融事情についても情報提供の機会を設け、セミナーや勉強会などを積極的に開催していらっしゃいます。

日本では教育の現場において、お金について学ぶ機会はほとんどありません。
しかし、知ってるか知らないかは大きな違いを生むことになります。
だから、正しい知識を持つことはとても重要なのです。

1億2,000万円の使い道

2013年の初セリにて、大間のクロマグロが史上最高額の約1億5,000万円で競り落とされたことがニュースになりました。

では、釣った人はいくらもらえるのでしょうか?
実は、うち1億2,000万円が漁師さんの手に渡るのだそうです。
そのお金を使って、漁師さんは船を直しました。

でも、もしその漁師さんが、1億2,000万円を預けたら、1年間に1,200万円の利子が付く可能性があることを知っていたら、どうしていたでしょうか?

海外には、年利10%のプライベートバンクが多く存在します。
取り扱い金額は5億円以上の場合が多いのですが、1億円でも預ってもらえる場合もあります。
仮に、1億2,000万円を年利10%で預けたとしたら、利息は年間1,200万円になるのです。

日本は「先進衰退国」?

海外から見た日本と、日本から見た日本には、大きな見方の違いが存在していて、日本は先進衰退国とも言われています。

世界三大投資家の1人、ジム・ロジャーズは親日家で知られていますが、
一方、日本経済についてはこんなコメントもしています。
「債務が膨らみ、人口が減り、通貨の価値が落ちていく。日本経済の見通しは決して明るくない。」

2014年12月、アメリカの格付け会社ムーディーズが、日本国債をA1に格下げし、それに伴って、日本国債を大量に保有する日本のメガバンクや大手保険会社も格下げとなりました。

その大きな理由は、日本の債務超過がGDPの2倍超となっているからです。
国の借金は1,000兆円を突破しています。

2015年にデフォルト危機を迎えたギリシャの債務でも、GDPの100%です。
日本は外国からお金を借りておらず、借金を国内でまかなえているからデフォルトしていないのです。

これを一般家庭に例えた場合、こんな状況になります。
・生活費:年間950万円
・家族の年収合計:年間540万円 
・借金:年額410万円 
・借金総額:1億円

日本は戦後の1946年に、債務超過のため2回預金封鎖を行っています。
預金封鎖とは、銀行預金の引き出しを制限することです。

世帯主で月額300円、世帯員で月額100円しか引き出せないことが2年7ヶ月続きました。
ちなみに、国家公務員の大卒初任給が540円の時代でした。

最終的に、引き出せなかった分の預金を国が全額没収し、新しく発行された新円の通貨価値を100分の1としました。

当時の大蔵大臣の澁澤敬三氏は、国民に焼き討ちに会う覚悟で預金封鎖を実施したと語っています。
実は、預金封鎖を実施した当時よりも現在のほうが、GDP比の債務状況は悪いのです。

大臣の預金がゼロ?

閣僚には資産公開制度があり保有資産が発表されますが、「預金ゼロ」である閣僚が何人もいます。

公開されない資産の種類がいくつかあるのが理由なのですが、そのひとつが海外にある資産は対象外となるからなのです。

通貨単位を変更することを「デノミ」といいます。
多くの場合は通貨単位を切り下げる事を指します。

ソビエトからロシアになるときデノミが実施され、通貨単位がなんと1,000分の1に切り下げられました。
結果、ルーブルでしか資産を持っていなかった一般市民は、資産がなくなってしまいました。

危険を察知して資産をドルに逃がし、その後ルーブルを買い戻した人は、逆に大きく資産を増やすことになりました。

どういうことかというと、
例えば1,000万円の資産をドルに逃がしておき、ルーブルを買い戻した人は、経済が元に戻った後、100億円の資産を手にしたことになったのです。

ここから学べることは、
・通貨価値を守ることは重要
・国内だけで資産を持つのはリスクが高い
ということです。

貯金と貯蓄の違い

貯金とは金融商品にお金を預けることとし、貯蓄と貯金とは、異なるものとして考えます。
貯金と貯蓄=資産形成の違いはこんなイメージで考えてみてください。

貯金は冷蔵庫に食べ物を入れていくようなもので、食べ物が古くなると(=インフレ)、価値が下がっていきます。

資産形成は、食べ物をえさとしてニワトリを育て、ニワトリが卵を産み、さらにニワトリが増えていくようなものです。

先進国7か国(日本、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ、韓国、スウェーデン
)中、日本人の家計貯蓄率は何番目だと思いますか?

日本は上位だろうというイメージを持っている方が多いと思いますが、実際は最下位です。
収入が上がっていないのに物価が上がるので、貯蓄に回せていないのです。

貯蓄率が1位なのはスウェーデンで、彼らが危機感が強い結果といえます。
それと比べると、日本人は危機感がありません。

貯蓄率が下がるとどうなるのでしょう?
老後資金が枯渇し、企業がお金を借りづらくなり、国債の買い手が減ってしまいます。

貯蓄のポイント

まずは、金利の仕組みを知りましょう。
 
単利と複利の違いはご存知でしょうか。

単利とは、預けたお金の元本にだけ金利がつくもの。
複利とはついた利息にもさらに利息がつくものです。
複利は長期間であればあるほど効果が大きくなるので、時間を味方につけることができます。

日本の銀行預金の金利は今や年利0.001%。一方、利子税は20%かかります。銀行手数料を考えると元本割れしやすいです。

では、利息が高い国に預ければよいのかというと、必ずしもそうではありません。

たとえば、2011年のベトナムでは、こんなことが起こっていました。
ベトナム通貨「ベトナムドン」の利息は13%でしたが、当時、ベトナムでは生活コストがものすごい勢いで上昇していて、インフレ率は年18%に達していました。
その結果、実質金利は-4.68%となっていました。

この場合、実際のお金の価値はどうなるでしょうか。
100万円を5年間預けたとしたら、100万円×1.13=184万円ですが、
お金の価値の目減りが-4.68%なので、実際の価値は78万円になってしまいます。

では、日本ではどうなるのでしょう。

日本のインフレ目標は2%です。
インフレ率2%の場合、1,000万円は20年後には673万円の価値となります。
インフレ率1%なら819万円、3%なら554万円です。
さらに増税の影響も降りかかってきます。
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日本の現状を知りましょう!

現状、日本に以下のような課題があることを認識しましょう。

・日本の信用リスク(膨大な借金、国債のランク格下げ、預金封鎖リスク)
・超低金利リスク
・貯蓄率の低下
・インフレリスク
・円安リスク

正しい知識を持ち、何があっても大丈夫なように対策をしましょう。

リスクやリターンを分散して資産を構成することをポートフォリオといいます。
ライフプランやライフイベントに合わせ、海外も含めた商品を買って資産形成をすることが重要です。

おわりに

セミナーの途中と終わりにそれぞれ4人づつに分かれてのセッションワークが行われ、和やかな雰囲気のセミナーとなりました。
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セッションワークでは、以下の話題について話し合いました。

・お金についてどんな対策をしていますか?
・どんな対策が必要ですか?
・新しく学んだことは何ですか?
・今後やろうと思うことは何ですか?

金を購入する、外貨預金をする、お金についての本を読む、その日暮らしをやめる、
など様々な意見が出されました。

皆様は、お金について今後どのような対策をしていきますか?
考えるきっかけになれば幸いです。

4月7日に最終回、第3回の資産運用編が開催されます。
ご興味を持たれた方はぜひご参加ください!

セミナーの詳細はこちら↓
お金のしくみ 3回シリーズ

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